今は求人倍率が高く、売り手市場?そもそも売り手市場や求人倍率って何?売り手市場、求人倍率について超簡単にわかりやすく解説!

転職

モルです。

昨今ではよく「売り手市場」と言われ、何かと就職がテーマの内容であれば登場する言葉かと思います。

そんな売り手市場という言葉、聞いた事はあるけどイマイチ何の事か分からない。

就職はしやすい時代なの?それとも就職しづらいの?

企業さんから見た時に採用環境ってどうなってるの?

本日は上記のようなテーマで、よく売り手市場って言うけど、そもそも売り手市場って何なの?という所から、そういった疑問を現在の採用環境と絡めてご説明できればと思います。

売り手市場って何?

売り手市場とは、言葉の通り、「買い手」より「売り手」の方が強い時代だという事。

モノを売りたい人、からするとモノが売れやすく、モノを買いたい人からすると買いづらい、という事になります。

これを就職や採用にも引用した形になります。

つまり、就職や採用で言うと、売り手(就職したい側)が買い手(採用したい側)より有利という事です。

よって現代は「就職しやすい時代」と言われています。

売り手市場を測る指標、求人倍率とは?

売り手市場を測る指標として、求人倍率というものがあります。

求人倍率とは、求職者1人に対しての求人の件数を表したもの。

こちらも「聞いたことはあるような?」という言葉かもしれませんが、求人の数と求職者の割合を表す指標になるものです。

どういう事かというと、例えば求職者1人に対して、求人の数が1件あれば求人倍率は1.0倍という事になります。

求職者10人いれば、10件の求人があり、全員に仕事が与えられる事になります。

一方で求職者1人に対して、求人が1件もなく0.8件しかなければ、求人倍率は0.8倍という事になります。

求職者10人に対して8件しか求人がなく、全員に仕事が行き渡らない事になります。

就職氷河期と言われていた時代には、0.5倍等という時代もあり、仕事にありつくのも大変な時代がありました。

今の求人倍率はどうなっている?2022年の求人倍率は?

前項で求人倍率のお話をしてきましたが、では今の求人倍率はどうなっている?2022の求人倍率はいくつなの?

以下、dodaさん集計の2022年8月現在の求人倍率統計をご覧ください。

こちらを見ると現在の求人倍率は、2.09倍。

求人倍率の現在と推移

https://www.persol-career.co.jp/pressroom/news/research/2022/20220915_01/

出典:パーソルキャリア doda転職求人倍率レポート

なんと求職者1人対して2件、求職者10人いれば、20件の求人がある事になります。つまり、求人の数は求職者の倍で、仕事を選べる環境にあるという事になります。

何で今は求人倍率が高いの?

では、なぜ今求人倍率が高いのか?というと、これには様々な見解があるかと思いますが、僕は大きく2つの理由があると考えます。

まず一つ目は、労働人口の減少です。

生産年齢人口は年々減少し、少子高齢化で特に若い世代の数が減っています。 2050年には65歳以上が人口の40%近くまで達するとも言われており、働き手が不足しているのです。

それに対して特に特定の業種の企業の人手不足感が強い事も相まって、求人倍率が高くなっていると考えられます。

また2022年は新型コロナウイルスで採用ストップしていたような企業の多くが採用を再開しており、より求人ニーズが高まっているからというのもあると思います。

二つ目は、働き方の多様性が上げられると考えます。

終身雇用、年功序列は崩壊しているとも言われており、求職者の企業に求めるものの変化や、就職せず自分の好きなように働く方(フリーランスやユーチューバーなど)が増えており、会社に依存せず退職したり、自分の価値観によって転職する方が多くなり、特定の業界に人材が留まらない、流動的になってきているから、というのも考えられるかと思います。

大手企業にも就職しやすい?

結論から申し上げると、「大手企業に就職するチャンスはある」が大手も売り手市場とは限らないと言えると思います。

ここまでお話をしてきました通り、求人数は多く、企業の採用ニーズも高い時代です。

その為、大手に就職するチャンスはあると思います。

ただ、大手といっても様々で人気業界、人気企業だと当然倍率も高く従業員数によっても超大手なのかそこそこ大手なのかに分かれると思います。従業員5000人以上の企業だと求人倍率が0.3倍程度とも言われており、売り手市場だからといってどこの企業も同じかというと、そうではないという事になります。

モル自身の転職活動で売り手市場を感じた?

僕自身の転職活動の経験からすると、正直それほど売り手市場を感じる場面はありませんでした。

受けていた会社がそれこそ大手企業だったり、不人気業界では無かったからなのか、決して楽に転職先が決まるというわけではありませんでした。

僕自身が人材業界におり、今が売り手市場で企業にも自分が売り手市場だと説いていたくらいなので、そういった認識は強くありましたが、やはり自分の志望業界、企業や活動の仕方によっても売り手市場への感じ方は異なるのだと分かりました。

どちらかというと求人サイトや転職支援サービスが現代では豊富にあり、求人を探しやすい、転職しやすい環境にはあるな、という風に感じていました。

企業から見る売り手市場。企業は人材を欲している?

この答えとしては、間違いなく企業は人材を欲しています。

売り手市場で、採用難である事は間違いないですし、人材をどのように集めるか?企業も労力をかけて考え、人材の選定にも慎重になっています。

特に今は雇用のあり方も変わりつつあり、実力のある人には多くのチャンスがある時代です。

年齢給より、結果を残せる人に企業はお金を払います。

また、定年も引き上げもしくは撤廃している企業もあり、実力があれば年齢も関係ないのです。

そういった意味で、全ての人にチャンスがある!時代ではあると僕は思います。

まとめ

●売り手市場とは、「買い手」より「売り手」の方が強い時代だという事。就職や採用で言うと、売り手(就職したい側)が買い手(採用したい側)より有利。

● 求人倍率とは、求職者1人に対しての求人の件数を表したもの。

●2022の求人倍率は、2.09倍。

●企業は人材を欲している。

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